長い夜が明け、やっと管を外せる日を迎えました。
それでも出る朝食!
夕食に続き、朝食も出ました!
まだお腹も減らないですし、ベッドの起こし具合も変えたくありませんでした。
さすがに丸一日何も食べていないので、
ほうれん草のお浸しと牛乳だけ飲みました^^;
寝たきりで撮るレントゲン
移動ができないので、ベッドに寝たままでレントゲンを撮りました。
移動式のレントゲンの機械をICUまで運び入れ、
背中に板を敷いて撮影します。
体を起こすと痛いので、板を入れるときもゆっくりゆっくり…。
ベッドで撮影なんてできるんだなぁとびっくりしました(^^)
やっと取れた管(ドレナージ)
手術の次の日に管を外せるとは聞いていたのですが、
次の日の何時ごろというのまでは聞いていませんでした。
痛みの根源はその管なので、とにかく早く外したくて、
再び時計とにらめっこしていました。
すると朝食を食べてから比較的すぐに先生が来てくれ、
背中の痛み止めの管と、左右の胸から出ている管を取ってくれました。
そこから心電図モニターやら尿道の管なども取っていきます。
尿道の管を取るのは男性の場合少し痛いそうなのですが、
女性は一瞬で外れますし、痛みもほとんどありませんでした(^^)
一般病棟へ移動
管を取れたら一気に楽になるのかと思っていたのですが、実はそうでもなく…。
集中治療室から一般病棟へ移るため車椅子に乗るのですが、
そのベッドから車椅子への移動もかなり大変でした。
ベッドの上で体勢を変えたり、少し移動するだけでもかなり力を使っているんですね、人間て・・・まだ肺が小さくなっている(一部切除したため)のと術後の傷の痛みがひどいので響く響く・・・。
看護婦さんにお手伝いしていただきながら、やっと車椅子に乗りました。
車椅子に座ったあとも苦しさは取れず、この苦しさは管のせいではなかったんだと気づいた瞬間でした。。縮んだ肺と傷の痛みで苦しかったのです。
点滴をつけたまま車椅子で一般病棟へ移動していきます。
トイレも車椅子
その後はトイレに行く際、ナースコールで看護士さんを呼んで、車椅子で連れて行ってもらいます。
トイレに近い部屋だったのですが、そのわずか15メートルほどの距離を車椅子で移動します。
しかし2回目の帰り道からはなるべく歩いたほうがいいと歩かされる羽目に(T_T)
でも動いたほうが治りが早いそうなので頑張りました。
トイレへの数十歩が苦しいし痛いしで、辛いリハビリという感じでした。
手術の次の日、どれぐらいの体力があったか
すでに書いたように歩くのもやっと、という感じだったのですが、呼吸が苦しいのと傷が痛いのもあり、声もちゃんとは出ませんでした。
ヒソヒソ話をするような声のボリュームというと分かりやすいかもしれません。
家族も看護士さんも、私が何か言うときはかなり近づいて聞いてくれていました。
また、この日から携帯を触れるようになるのですが、
体力的にメッセージは読めても返事を打つことまではできませんでした。
点滴さようなら!
水分を取れない代わりにしていた点滴も、この日から取れました。
これで全ての管とおさらばです(^^)!
あとは痛みがなくなれば自由の身という感じがしました。
ご飯は食べられるか
この日から普通に食事も取り始めました。
といっても胸の横、脇の下あたりに傷があるので、腕を使う動きはとても痛くて大変でした。
ベッドを起こして椅子に座ったような状態になると、
重力が上から垂直に来るためなのか一気に苦しくなるんです。
その状態でご飯を食べるので、ご飯を口に入れては
ゆっくり深呼吸して息を整えて・・・という感じで
かなり時間をかけて食べていました。
錠剤による痛み止め
脊柱麻酔を取ってしまったので、錠剤による痛み止めが始まりました。
脊柱麻酔は先生に希望すれば残すことができるかもしれないので相談してみてくださいね!
私は早くあらゆる管から解放されたくて外す?と聞かれて外す!と言ってしまいましたが、つけていればもう少し効く痛み止めが使えたかもしれません。
錠剤の痛み止めは正直あまり効果は感じられませんでしたが、
ベッドを少しだけ起こした状態にすることで呼吸が楽になり、
眠ることができました。
ベッドを真横にしても、それはそれでとても苦しいんですよね^^;
とりあえずこの日は管も取れ、一般病棟に移ってこれたのが嬉しかったです。
あとは良くなるだけ、という前向きな気持ちになれました(^_^)!